北欧のインテリア製品は機能的でシンプルなデザイン
北欧のインテリア製品は機能的でシンプルなデザインが多いのに、どこか懐かしさや暖かみを感じさせる製品が多く、日本でも人気があります。
北欧のインテリア製品の生産国としてはデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドなどがあげられます。多くの北欧のインテリア製品に使われている素材は、北ヨーロッパ産の天然木材で、木目や木の質感を巧みに製品に取り入れています。
北欧のインテリア製品は例えば室内に一点だけ置いたとしても、なぜか違和感無くすんなりと周囲に馴染んでしまう、そんな不思議な魅力にあふれています。北欧のインテリア製品の中で人気があるのは、1950年代から1970年代にかけてデザイン、制作された椅子です。
この時期の代表的なデザイナーとしてデンマークのアルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーやフィンランドのアルヴァ・アールトなどがあげられます。
北欧インテリアの代表的なデザイナーはデンマークのポール・ヘニングセン
アルネ・ヤコブセンがデザインしたセブンチェアは、世界中で500万脚以上が販売され、その優美で個性的なデザインは、その後、多くのデザイナーに影響を与えたと言われています。また、アルヴァ・アールトがデザインする椅子は、木製でありながら独特な曲線を持つことで有名です。
北欧のインテリアと言えば、照明器具にも高い人気があります。代表的なデザイナーはデンマークのポール・ヘニングセンです。生涯で100種類以上の作品を残していて、その作品は今でも世界中で愛用され続けています。ポール・ヘニングセンの照明器具の特徴は、大きさの異なるシェードを幾何学的に組み合わせた、独特なデザインとそれらのシェードの反射によってもたらされる、絶妙な光のバランスと言えるでしょう。彼のデザインした「PH5」という製品は、デンマークでは国民的ランプと呼ばれるほどの絶大な支持を得ており、日本でも大変人気があります。
それから、北欧のインテリア小物も人気があります。特にランチョンマットやナプキンなどのファブリック(布製品)は、北欧ならではの暖かな色使いやデザインが生かされています。 また子供向けのオモチャもシンプルで可愛らしいデザインや、使われている材質の高い安全性などから、定評があります。
最近では日本でも北欧のインテリア製品を専門に扱うお店が増えています。また、ネット販売も盛んに行われていて、比較的安価な中古製品も販売されていますから、北欧のインテリア製品に興味のある方は一度チエックしてみてはいかがでしょう。